去る6月22日赤穂市城西高齢者大学で講演させていただきました。
あと3回で赤穂市高齢者大学10校全校講演になりますが、コロナがなかったら
去年終わっているはずです。
大石神社がすぐ近くでしたので講演の後参拝しました。
中曽根元総理大臣直筆の碑は日本のいろんなところで目にしますが、ここ
大石神社では中曽根元総理のではなく田中角栄元総理の直筆の石碑が立っています。
やはり風見鳥の政治家と義理人情の政治家の違いでしょうかね。
赤穂講演の次の日家内がはまっている時代劇「水戸黄門」は、偶々赤穂製塩の秘技と
それを盗もうとする吉良隠密の物語でした。
赤穂忠臣蔵誕生の少し前の物語ですが、水戸黄門と大石内蔵助の対話や
赤穂と吉良のロケ設定は後の赤穂忠臣蔵を暗示しているように思えました。
(ドラマの中の大石内蔵助)
子供の時、私は「三国演義/三国志」より「水滸伝」にもっとはまっていました。
分かりやすく言えば、「路見不平抜刀相助/路上で弱い者いじめを見たとき助太刀を
買って出る」が水滸伝の神髄だと思いますが、「水戸黄門」はまさに勧善懲悪の
代表作とも言えますね。
日本の武士道の神髄は主君のために命を捨てることだとどこかの本で読んだことが
ありますが、忠臣蔵の場合にはやはり勧善懲悪の上に成り立っているからもっと
人の心を打つのではないでしょうか。
庭園の大きな楠が300年経った今も大石内蔵助をはじめとする47義士の義勇と
壮挙を物語っているように見えました。