先週土曜日3月12日午後、NPO法人ワハハの会主催の講演会が姫路市勤労市民会館で開催され、50人余りの方々が参加されました。
吉中静子さんがりっぱなお花を生けてくださいました。
第一部は広島大学名誉教授永井史郎先生の講演:健康に老いる生活習慣。
私たちが毎日食べている食べ物は胃腸で消化して60兆個の細胞を養う。小腸と大腸を合わせると長さ7.5メートルあるが、その中には1000兆個の腸内細菌が住み着いていて食べ物を分解して体に必要なビタミンなど栄養素を作る。健康に生きるためにはいかにこれらの腸内細菌、特に善玉菌を活性化するかに尽きる。善玉菌が好む食べ物は食物繊維など野菜と玄米などの丸ごと穀物類、いわゆる玄米菜食の食事なのです。発酵食品は腸内環境をよくする優れた食べ物です。
とても分かりやすい内容でした。
第二部は乳がん経験者永富左江子さん。13年前に乳がん、リンパに転移で全摘手術を受けるが、タッチの悪いがんで再発の確率は93%と言われた。普通の標準治療を受ければ再発する。彼女は再発しない7%にかけました。がんになった体を徹底的に改善するために玄米菜食、運動、ストレス解消に取り組んできました。その結果、13年経った今も再発なしで元気に暮らしている。
とても深いものを感じる体験談でした。
第三部は私、木元聖花の講演:がんにならない漢方養生。
11年前からがん患者を支援する活動をしている中、がん患者から多くのことを教えられました。がんになるのは必ず原因があること、その原因の多くは精神的なストレスと偏った生活習慣。そそていかなるがんのステージであっても、治る道はある。その道は決してがんを攻撃するのではなく、がんと共存しながら体質改善をしてがんが住みにくい体を作り上げること。がんを治す主治医はがん患者自身です。がんを治す特効薬は外から求めるのではなく、自分自身の体の中から作り出すのです。
以上、ご報告でした。