発酵食品は穀物(米、麦、大豆など)を麹菌、酵母、乳酸菌で発酵させて造る。
ヒトは長い進化の過程でビタミン類を合成する「機能」を失った。ビタミンは生命
の維持に不可欠で欠乏すると色々な「病気」になる。例えばB1が不足すると心臓肥大、
神経症、脚気になる。
ビタミン類は植物と微生物が合成するのでヒトはこれらを食べて補給しなければならない。
発酵食品は穀物原料に微生物で発酵させた食品であるのでビタミン類の宝庫である。
発酵食品は主に「水溶性ビタミン」を含む。B1(チアミン)、B2(リボフラビン)、B3(ナイアシン)、
B6(ピリドキシン)、B12(シアノコバラミン)、B9(葉酸)、B5(パントテン酸)、B7(ビオチン)。
味噌、発酵玄米、甘酒は水溶性ビタミンとミネラルの宝庫である。
脂溶性ビタミンとしてのビタミンA(カロテン:緑黄野菜、乳製品)、ビタミンD(キノコ、乳製品)、
ビタミンE(植物油、小麦胚芽)、ビタミンK(緑黄野菜、納豆)の補給も大事です。
ビタミンCもヒトは合成能力を失った。緑黄野菜、果物の他、サプリからの供給もできます。
夏ばて、熱中症の季節になりますが、元気に美しく過ごしましょう。
永井史郎