11月のがん予防大学講座では、がんが治るということーその物差しとは?というタイトルで講演させていただきます。
がんになってしまったらどうすればいいか。
がんと宣告されたらはじめはショック、そしてがんを体から取り除こうと必死になります。
まずは三大療法、手術、抗がん剤、放射線などでがんを攻撃、体から追い出す治療を受けます。それで一時がんは体から消えるケースもありますが、多くの場合はリバウンドしてしまいます。再発、転移、進行、予系が告げられ、さらにショック、絶望・・・
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がんを生きる道はあるのか。
その答えはがん患者の自分自身にあります。
がんという病気をどうとらえるのか、どのように立ち向かって生きるのか。
がんと宣告されてなんとかがんを体から追い出そうとする、がんにばかり目が囚われているのは、がん患者さん自身が「病人」になってしまっているからです。病気を持っている人は病人ではありません。心が常に病気に囚われている状態が「病人」なのです。
病気になっていることが不幸ではありません。もっとも不幸なのはがんになったことではなく、病人になってしまうこと。病人になってしまうと病気は治りません。
病気になっても病人になるな!がんの治癒はここから始まります。
ここに、がんという病気をとらえる物差し(がんの辞典の小澤康敏氏)があります。今回のがん予防大学講座では、小澤氏が提唱しておられる三つの物差しについて解釈させていただきます。
11月のがん予防大学講座のご案内
日時:11月26日午後1:00~3:00
講師:永井史郎広島大学名誉教授:がん治療の革命が始まったーがんの遺伝子治療の研究の最前線
講師:木元聖花:がんが治るということーその物差しとは
場所:姫路市勤労市民会館
参加費:予約:会員 1200円 非会員1500円
当日 会員1500円 非会員2000円