昨日は久久しぶりに気功教室を開催しました。コロナのこともあり、少人数の参加者でしたが、アットホームの雰囲気で約一時間気功をしてあとはお茶タイム。ほぼ一年ぶりにお会いするメンバーの方もいらっしいまして、懐かしく、各自たまった話題で盛り上がりました。 「気功とは何?」との質問を受けることがありますが、私はいつも「気功とは気を操る訓練」と答えます。そうすると当然「気」とは、ということになります。 「元気」、「病気」、「やる気」「陽気」、「陰気」、「気が合う」、「気品」、「気配」「気持ち」、「気配り」、「気が抜ける」、「気が滅入る」、など、日本語にも「気」が付いた言葉がたくさんあります。気という文字は私たちの生活と深いかかわりがあることです。 中国では数千年前から「気」の存在を認識していて、中医学発展の原点になっています。宇宙、自然に気が存在するように、体の中にも気がめぐっています。人体を形成する「気」、「血」、「水」のエネルギーが順調に流れるときに人間は健康で、滞っているときに病気になります。この気血水の中で「気」というエネルギーがリーダー的な存在で、気が滞ると血も水も滞ります。 気功は、体の気の流れをよくする訓練です。 気功には「外気功」(太極拳など)と「内気功」がありますが、こちらでやっているのは「内気功」です。宇宙の気を体内にとりれて全身に流れるように意識と呼吸で動作でコントロールします。気功を終えた後は心身ともに完全リラックスできて、ハッピーな気持ちになります。来週の水曜日は太極拳教室を開催します。