がん細胞は正常細胞を攻撃しない!
先日のWAHAHAの会のガン予防大学講座で、三鍋和美さんの脳のお話の中で、「がん細胞は正常細胞を攻撃しない」と語られました。
それを聞いて、はっと、しました。
そうだ、がん細胞は確かに正常細胞を攻撃はしないんだ、と気づきました。
世間のがんに対するイメージは、怖い、死、治らない、一日も早く体から追いださなければならない、ですね。...
でも、よく考えてみれば、がん細胞は自ら正常細胞を攻撃しないのです。ただ、それも生命体ですから、生き延びるために無限増殖し続ける。ここが正常細胞と違うところです。正常細胞はきちんとした遺伝子のコントロールの元、ある程度増殖したら自ら増殖をストップして、死滅していく。しかし、がん細胞には細胞の増殖を止める細胞抑制遺伝子が働かなく、永遠に増殖を続ける。しかし、体にがんができたとしても、身体全体からみればがん細胞はごく一部に限られていて、圧倒的多数は正常細胞が占めています。
そこには正常の遺伝子が働いていて、生命を維持しようと必死に頑張っているのです。
がん細胞は体の生命にとって異物、都合の悪いものですから、正常細胞、特に免疫細胞は一生懸命にがん細胞を攻撃するのです。ある意味、正常細胞、免疫細胞に攻撃され可愛そうになるとガンは自ら身を引くと思いますね。
だから、がんを治すには、がんも正常細胞も攻撃する抗がん剤ではなく、自分の体の中の正常細胞を元気にする養生、体づくりをすればいいのです。
このように考えれば、がんはそんなに悪ものではないかもしれません。自分の生き方の無理を改めなさい、とのメッセージかもしれません。
現に、がんを患ったことをきっかけに、生き方を変えて元気な体を取り戻し、自分らしい人生を送っている方々がたくさんいます。
がんになったら、ありがとう、という世の中が来るかもしれませんね。