最近、あまり見られなくなったが、古くなったお持ちとかパンとかみかんの表面にカビが生えてきます。
生えてくる仕組みは、空気中に飛んでいるかびの胞子がパンの表面に増殖した結果です。カビはヒトの口から小腸までに分泌された消化酵素
と類似の酵素をパンの表面に分泌しパンをとかしブドウ糖、アミノ酸などを作り(発酵)増殖します。この「自然の力」を利用して作ったのが
味噌麹です。つまり、蒸した大豆、米、麦に麹菌の胞子を散布し繁殖させたものが味噌麹です。
この麹に水、食塩、酵母金と乳酸菌を加工して発酵させると6か月くらいでお味噌ができるわけです。
このように、味噌麹は、米、大豆、麦に含まれるたんぱく質。炭水化物、脂質、アミノ酸、ブドウ糖、脂肪酸を作り、これらを酵母菌、乳酸菌が発酵しておも疎などの独特の食品を作り上げます。
先日にも述べましたが、みそは発酵菌の作ったビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、イノシトール、ビオチン、五輪などビタミンを含む外、カルシウム、鉄、マグネシウム、りん、銅、亜鉛、マンガン、セレンなどミネラルを含んでおり、マルチビタミン、&ミネラル剤です。酵母、乳酸菌と麹菌の細胞壁成分(グルカン類)は免疫力をあげます。毎日お味噌いっぱいを飲みたいものです。