6月21日WAHAHAの会のがん予防大学講座で講演の内容をまとめておきます。
炭水化物(でんぷん、ブドウ糖、砂糖など)を取りすぎると体内で糖化が進みコゲができてしまいます。
一方、ミトコンドリアの不調より発生する活性酸素(サビ)が発生しますが、コゲとサビが老化とがんの二大原因になります。
世界保健機構(WHO)は、肥満、虫歯予防に総カロリーの摂取量を5%未満に抑えることを推薦しています。
砂糖に換算すると一日摂取量25g以下。実現できない場合でも、10%以下に制限することを忠告。
一缶の炭酸飲料は最大で40gもの砂糖を含んでいる。
なぜ、炭水化物の取りすぎは悪いのか。
血液中に増えた糖とタンパク質が投下反応を起こしてタンパク変性が起こり、投下最終生成物AGEが作られる。
AGEは体の血管や筋肉、肌などでどんどん変性、劣化を起こします。さまざまの組織がまるで、「化石化」でもしたように、もろくなり、本来の役割を果たせなくなります。
血管のタンパク組織がもろくなると血管の壁に炎症が起こりやすく、動脈硬化のリスクもたかくなります。
糖尿病の人は腎臓や目の毛細血管がもろくなってしまい、糖尿病の合併症が進む確率が高くなります。
肌のたるみやくすみ、しわなどの老化も進みやすくなります。
その他、骨の老化、アルツハイマー病のリスクが増えてしまいます。
活性酸素による酸化(サビ)が合併すると大変です。
がんなどの重い病気の発生率がうんと高くなります。