カロリー制限は健康遺伝子をONする!!
日常生活でカロリー制限した食生活をすると長寿(健康)遺伝子がONになり健康維持に繋がる
ことが証明された(2000年、USAで発見)。
日常の食生活でカロリー制限になっているかの判断は健診での血糖値測定(HbA1c)で判断できる。
HbA1cはヘモグロビンエーワンシーのことです。
「赤血球」は呼吸で取り入れた「酸素」を血流に乗せて体の隅々の細胞まで運びます。赤血球に
含まれる「ヘモグロビン」(タンパク質)が「酸素」の運び屋です。酸素を細胞に供給したヘモグロビン
は「肺」に戻り新しい酸素を運びます
カロリーオーバーの生活をしていると余分の「ブドウ糖」と「ヘモグロビン」が結合し「糖化ヘモグロビン」
出来てしまいます。この「糖化ヘモグロビン」が「HbA1c」であり、血糖値の高いヒトは「HbA1c」値が高くなります。
現在の基準値はHbA1cが6%未満は「正常」、7%未満は「合併症」の予防域、8%未満は「治療強化域」で
「糖尿病」です。 糖尿病で起こる合併症として肝臓、腎臓機能低下、白内障での視力低下、心筋症、
脳疾患(卒中、アルツハイマー、パーキンソ病)、貧血、膵炎、などなど体全体が不調になります。いわゆる
生活習慣病になります。「腹八分は医者要らず!」の諺と「健康遺伝子」がドッキングしたことになるか?!。
広島大名誉教授(生物工学) 永井史郎