1月17日は阪神大震災25周年。
私の日本語の教え子が一人が亡くなり、教え子夫妻の二人は奇跡的に助かり
ました。
震災で母を亡くした息子さんは先日の追悼文で自分もなくなる時の母と同じ47歳に
なったと言いました。前日の夜東京から母に電話をしたら父が風邪気味だから2階で
一緒に寝ずに一階におりて寝たいと母に言われ、何も考えずにそうしなうしなさいと
言ったそうです。それが翌朝の地震で家が倒壊したが一階の母が亡くなり、二階の
父は助かったそうです。その心境はいかに。
地震の当日、助かった私の教え子夫妻二人も3階に住んでいたが、1階2階に住んで
いた人たちはみんな亡くなったそうです。
私の友人Yさんも息子さん夫婦、嫁さんのおなかの小さな命の3人を失いました。
5年ほどまでは毎年餅つき大会をし、小学校教師だった息子さんの教え子たちが
集まってきましたが、今は高齢のため餅つき大会ができなくなりました。
震災で亡くなった教え子、Yさんの息子さん夫妻、そして6400人余りの尊い命を思うと
胸が痛くてなりません。
この大震災がもたらした大悲劇と教訓が風化することなく語り続けていくことと、
大震災で肉親を失った方達が亡くなった肉親たちの分まで生き永らえることを
願ってやみません。合掌。