アメリカの孔子と呼ばれるラルフ・エマーソンは言いました。
「家庭は父親の王国で、母親の世界で、児童の楽園である」。
父朴炳和は1909年12月4日文人の家系に生まれました。
お爺さんの兄が長男でしたので家を継いで書堂(昔の学校)を営み、
お爺さんは専門職に近いキリスト教の長老をしていました。
お爺さんは息子を学校に行かせたかったですが、
父は勉強が嫌いで言うことを聞きませんでした。
「大きくなったら商売人になる」と言って、
学校には行かず市場ばかりウロウロしていたそうです。
体は小さかったですが、短気ですばやく威厳がありました。
このままではどうなるかとお爺さんが随分気を揉んでいたそうですが、
目からウロコが落ちたというかとんでもない縁談が転がり込んできました。
お爺さんが1000キロも離れた母の村でキリストの説教をすることになりました。
熱心なきリスト信者だった母方のお爺さんがその話に感動し、
すぐ家に招待しました。
話がキリストから両家の話に及び、
その場でお互いに会ったこともない父と母の結婚が決まったそうです。
今では考えられませんが、昔は良くあったことでした。… …