今日荻野社長が訪ねてこられました。
石器時代、縄文時代の器などを掘り集めるのが趣味で、
仕事の合間に北海道から九州まで車を走らせます。
「道端で雀の親子を見つけました。親は餌を見つけては
自分が食べるのではなく、子供を呼んで食べるのを見守っていました。
子供は丸々太っているのに、親はずいぶん痩せて細くなっていました。
涙が出るほどでした。」と荻野社長が言いました。
私はすぐ自分の子供の頃を思い出しました。
母はいつも朝飯を抜きにしながら
「母さんは先に食べたからお前たち食べなさい」
と言っていました。
目頭が熱くなりました。
親が平気に子を絞め、子が平気で親を刺すニュースが後を絶たない中、
社会全体に雀の親子を真剣に眺めてもらいたいものですね。