連日暑い日が続いていますが、去る28日には赤穂市中央高齢者大学で
講演し、生徒会長さんから熱い謝辞をいただきました。
昨日家内と宍粟50名山・兵庫100名山の赤谷山に登りました。
標高1216mの山で決して難しい山ではありませんが、山頂気温は22度くらいで
山頂の風は自然扇風機のように最高の避暑地でした。
山頂からは兵庫の屋根を為している氷ノ山、三室山などが360度パノラマで展望できました。
但馬が生んだ日本の登山家加藤文太郎が山頂の素晴らしい展望に感動し、思わず万歳三唱した
逸話が有名なので、私たちも万歳姿で記念写真を撮りました。
昔新温泉町の加藤文太郎記念図書館を訪れたことがありますが、六甲全山縦走を一日で往復したと
いうからおったまげたものです。私たち夫婦も六甲全山縦走をしたことがありますが、須磨浦公園から
宝塚まで56.4㎞の山道を完走するのが精一杯でした。
新田次郎の「孤高の人」のモデルとなった加藤文太郎は、34歳の若さで冬山で遭難されましたが、
本人本来の単独登山を通せば、日本人エベレスト第1号者になったのではと惜しまれています。
昔日本の100名山と3000m以上の山を登るときにはゆっくり山を楽しむ余裕がありませんでした。
今回のように家内とゆっくり山を登るといろんな新しい発見があり、登山の楽しみが倍増します。
野イチゴには故郷の思い出。森林浴の尾根道。
異種類の連理枝。相撲取りさん。
2週間ほど前にこの山を登った方のブログを見ると、
熊が7m先の尾根道を横切って行ったとか。
安心して登れるように家内にはこの情報を内緒にしたが
、万一のことを考えてクマよけスプレーを出発する前に
チェックして用意しました。
ブナの木の熊の爪跡。
帰りに日本の滝百選で夫婦円満の滝、原不動の滝に寄りました。
今は廃校になって神河緑公園になっている元神河中学校跡地にも寄り、我が永井史郎
先生の妹永井啓子さんが中学校一年生にして作詞した応援歌の石碑を写真に収めました。
本当に実り豊かな里山登山でした。
半人前の発酵職人・素人俳人・吟詠初心者 木元正均
https://www.eonet.ne.jp/~gin(私が所属している吟道清峰流猶興吟詠会HPです)