致知2016年1月号に「艱難辛苦汝を玉にす」
という文章が掲載されました。
森信三先生の「逆境は神の恩寵的試練なり」、
イギリスのベンジャミンの「いかなる教育も逆境から
学べるものには敵わない」と同じ意味だと思います。
必ずしも神の試練を受けなければならないことではないですが、
逆境のどん底から這い上がってきた人は、人情味と忍耐力が
身に付くと思います。
生活補助を受ける人の中には、仕事がきついからしたくない人が
結構いるそうです。また、うつ病とか、閉じこもりの人の中には
仕事をしなくてもご飯が食べれて住むところがある環境が結構影響して
いるようです。必死でないと生存できない環境に置かれれば、
働かざるを得ないし、頑張らざるを得ないと思います。
日本は上級社会主義だと聞いたことがありますが、たしかに働かなくても
生きていけるところには驚いています。
ちょっとした壁とか問題にぶつかればすぐ逃げてしまうようでは、
艱難辛苦の意味どころか苦労の意味がまず分かっていないのでは
と思われてなりません。