去る11月5日高砂の本家串焼き忠助で、お店の50周年記念と赤穂忠臣蔵の酒蔵
奥藤商店の懇親会がありました。
店主の加納さんは日本酒利き酒師の資格はもちろん、店名忠助に負けない義理人情の
深い、大義名分を第一に掲げる男中の男で、いつの間にか私も加納さんのファンに
なってしまいました。
12月14日47義士の討ち入り日を前に、二十数人の参加者は、加納さんと「播州お酒を
飲み干す会」林勝也会長の「歴史とお酒の文化」コメントに深い感銘を受けました。
「忠臣蔵」「47」「安兵衛」など忠臣蔵ゆかりの銘柄の新酒に今シーズン初生牡蠣
やフライのコラボレーションで幕を揚げ、皆さんがだんだん盛り上がる中、加納さんが
ビッグサプライズ。15年貯蔵の「大義」と21年貯蔵の「内蔵助」がプレゼントされ、
わあっと歓声が上がりました。値段は皆さんの想像にお任せしますが、加納さんのこの会に対する気合と
熱意がひしひしと伝わってきました。
日本酒についてはすこし勉強したつもりでしたが、みなさんのお酒談義を聞いて、私なんかまだまだ
入門したばかりの初心者で、これまでお酒に関して知ったかぶりをしてきた自分が恥ずかしくなりました。
お酒のことも大事ですが、お酒と料理の相性、時節と気分との相性などなどお酒は本当に奥深い学問だと
教えられた懇親会でした。
百人一首もまだ十分に言えませんが、百人一酒はもっと遠い道のりです。