11月3日文化の日の連休を利用して九州大分県別府市と湯布院町の境にある
由布岳を登ってきました。
神戸六甲アイルランド港⇔大分港の弾丸フェリーを利用してのとんぼ返り登山。
夕方7時に神戸を出発して翌朝6時20分大分に着き、レンタルカーで由布岳に
向かう。登山が終われば夕方7時30分のフェリーに乗り、翌朝の7時50分神戸に
着く。名実通りのとんぼ返りです。
由布岳は豊後の富士と言われる信仰の高い山です。日本100名山を選定した深田久弥が
由布岳が100名山に漏れたことを大いに後悔したという逸話が却って由布岳を有名に
しました。
私は10年ほど前にふれあい山歩こう会山行で由布岳に登ったことがありますが、家内が
湯布院温泉旅行の時、きれいな由布岳を眺めながらぜひ登ってみたいといったので今回
家内の夢を叶えてあげることにしました。
山腹の紅葉が真っ盛りでした。
登頂はせずに紅葉狩りに訪れる登山者も結構いました。
紅葉のトンネルをくぐりながら、紅葉絨毯を踏み歩きながら
良寛の「散る桜 残る桜も 散る桜」思い出しました。
「散る紅葉 残る紅葉も 散る紅葉」とそのまま置き換えて
潔く散っていく紅葉を、そして一生懸命に今を輝いている
紅葉を讃えました。
登山開始時には山頂は深い霧に包まれていましたが、私たちが登頂した時にはきれいに
晴れてくれました。遠くの祖母山、阿蘇山を眺めながら、昔九州の山々を駆け巡った
山行を懐かしく思い出しました。
下山してからは、湯布院の夢想園露天風呂で汗を流しながら登山の疲れを癒しました。
露天風呂からの由布岳は最高でした。
帰りの船の生ビールは天国でした。
明石大橋と海上ご来光の競演がサプライズプレゼントでした。