姫路の銘菓玉椿は河合寸翁が命名したことを御存じでしょうか。
今朝姫路倫理法人会モーニングセミナーに久しぶりに参加しました。
関西学院大学客員教授で、前姫路市長の飯島義雄さんが
「河合寸翁」に学ぶ」~日本一の豊かさで人口減少に挑戦~
のタイトルで講話しました。
江戸時代の後半は、人口が停滞し、現在の日本と同様の厳しい時代。
1808年に姫路藩の家老となった河合寸翁は73万両の借金を27年かけ、
木綿・塩・皮革・菓子などの地域の特産品を振興して、民間の活力によって
「増税なき財政再建」を実現しました。
姫路の銘菓「玉椿」もその中で誕生し、姫路の末永い繁栄を祈念して
「玉椿香」を揮毫されたそうです。
私もたまに「玉椿」をお土産に使う時がありますが、これからは
河合寸翁と「玉椿」の誕生物語をお土産に上乗せして渡したいと
思いました。
今朝の講話で、河合寸翁を師匠に、中国の海瑞を目指す飯島義雄さんを
自然に応援したくなりました。
海瑞:中国明朝の政治家(1514~1587)。死を覚悟して棺桶を背負って上京し、
腐敗した嘉靖帝をいさめて下獄するが、その後の隆慶帝・万暦帝に重用され
清官として名を馳せる。