昨日久しぶりにクラスメートのTさんと守山で一献傾けました。
前にも触れたことがありますが、Tさんは中国の大学の大教授ですが、
今守山に孫守りに来ています。
雨の日は保育園に孫を送らず家で見ているので、私たちが会える時間は
晴れの日の昼の時間帯です。
私のためにTさんは駅周辺をくまなく偵察し、昼でも飲める店を探し、
息子と一緒にわざわざ試し飲みに行ったことのある店に案内してくれました。
さすが店の前には「昼呑み」と看板が書いてありました。
生で暑気払いをした後はさっそく熱燗です。Tさんは中国ではアルコール度数の
高い白酒を飲んでいましたが、日本に来てからは日本酒にはまっています。
すごくこだわりがあり、いくら暑い日でも熱燗を頼みます。
私と年齢も似ているのでいっぱい入ると意気投合して話が盛り上がります。
店には私たち二人だけの貸し切り状態でしたが、途中からお一人出張の帰りだと
入ってきました。お一人黙って私たちの中国語を聞いていましたが、自己紹介が
終わると、帰り際に熱燗を一つ自分の勘定でおごってくれました。
そして「30年ぶりの日本での再会ですか。十分楽しんでください。」とKさんが声をかけ
て席を立ちました。
驚きとうれしい表情を隠さず、Tさんが「今度はKさんと二人で飲みましょう」とKさんを
見送りました。
私はこれまで旅先とかで何回か見知らぬ親子にお酒をおごったことがありますが、
見知らぬ日本人からお酒をおごってもらうのは初めてです。
それからTさんとは、縁尋奇妙とか人情とかで話が一段と盛り上がりました。
昨日は日本の普通の居酒屋で、大衆的な料理に大衆的なお酒でしたが、
本当に値打ちのある高いお酒を飲ませていただきました。
滋賀では石山、大津、草津、長浜などで講演させていただいていますが、
昨日の昼のみがきっかけで守山で初講演をさせていただくかもしれませ。
適切なたとえではないかもしれませんが、帰りの電車で妙に
「犬も歩けりゃ棒に当たる」が気になってきました。