先日の母の日に娘夫婦からきれいなカーネーションが 送られてきました。
例年でしたら家内と二人で山登りをしたり、山菜採りをしたりしたあとゆっくり温泉に
入って、ちょっとしたサプライズプレゼントで家内を労うんですが、今年はなんにも
できません。
今年は非常事態だからプレゼントもなにも買わないでと家内に言われましたが、家内の
ワーキングシューズの底が敗れかけていましたので、ちょっとオシャレの靴をプレゼント
しました。
何もいらないと言いながらも実際朝起きてプレゼント袋が目に入ると、 すぐ開けて
喜んでくれました。
義弟が「妻に靴をプレゼントすると逃げられてしまう」と冗談を言いましたが、逃げるも
逃げられるももうできない年になってしまいました。
何年か前にも書きましたが、 昔中国の田舎では嫁さんをもらうのが大変でした。
もらうというより、お金で買うところも少なくありませんでした。
娘が3人生まれると金持ちになり、男の子が3人生まれると家がつぶれてしまう と
いった言い伝えはまんざら嘘でもありません。
お金を貯めてなんとか連れてきた嫁に逃げられてはたいへんなことです。 ですから靴を
嫁にあげたら、走りやすいから逃げられるかもと言ったことでしょうか。
昔きれいな女の子を千金とか八百元とか言って値段をつけて評価していたのを覚えて
います。
その千金が大事な娘とか、相手の御嬢さんとかを褒める言葉に変わってしまいました。
ちなみに、子育てと会社の仕事にてんてこ舞いの娘には 私が栽培したバラの花と紅白
メロンペアをプレゼントしました。
来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、来年こそ母の日をもっと有意義に、そして
家内と娘が喜ぶようなことをしようと心の中で秘かに企んでいます。