朝晩はだいぶ冷えてきてますが、柿のおいしいシーズンになりましたね。
柿が赤くなると医者の顔が青くなる。先月奈良県立医科大学の伊藤利洋教授と矢野寿
一教授の研究チームが、柿の渋みのタンニンがコロナウイルスを1万分の1以下に不活
化すると発表し、NHKを始め各メディアで話題となりました。
日本の柿は本当においしいですが、高いものは本当に高いですね。
これは柿の初競りの値段ですからわかりますが、それでも2個で5000円以上の柿は
結構ありますね。
韓国の人気歌手羅勲児(ナフンア)が自分で作詞作曲し、自身で歌って大ヒットとなった
「熟柿(ホンシ)」という歌がありますが、歌詞をかいつまんで日本に訳してみますと
「想い出す 柿が塾れれば 母ちゃんを想い出す・・・ …
恋しい 柿が熟れれば 母ちゃんが恋しい
想うだけで 涙がジンと 母ちゃんが恋しい
想うだけで 胸がジンと母ちゃんが恋しい
母ちゃんを想い出す 母ちゃんに逢いたい」
私の母も柿が大好きで、柿のシーズンを迎えると自然に昔母さんは本当に柿が
好きだったと家内に口癖のように言います。
私の故郷は寒い地方ですので柿は育たず、柿と言えば干し柿か冷凍柿でした。今は冷
蔵技術と低温輸送が可能なので、故郷でも甘くて新鮮な生柿が食べれますが、30年程
前は無理でした。墓参りに帰省するときはたまに日本のおいしい干し柿をもって帰って
母の霊前に供えることがありますが、もし母が生きていて日本のおいしい柿を味わう
ことができたらどれだけ幸せだろうかと思うと胸がジンとしてきます。