庭の柊がきれいな花を咲かせています。
ヒイラギと読みますが、葉に鋭いとげがあり、
触れると痛いため、「疼ぐ(ヒイラグ)/ひりひり痛む木」が
柊になったといわれています。
庭木にするのは鋭いとげによって邪気を払うからだそうです。
その鋭いとげも老木になるに連れてだんだんなくなりますが、
幼木のときには動物に食べられないようにとげができ、
大きくなったらその恐れがなくなるのでとげもなくなるとか。
人間も、といっても、私も振り返ってみれば若いときには
人に対しても、目標に対しても結構とげのある生き方をしてきましたが、
還暦を過ぎると結構丸くなってしまったように気がします。
それがいいか悪いかは別にして、それが自然な生き方かとヒイラギを
眺めながらふと思ったものです。