一昨日前の水曜日午後令和人間塾・人間塾lab.で西村徹先生の講演がありました。
「出会いに育まれ」と題し、東井義雄先生、米田啓祐先生との出会いと教えを披露しながら
その実践の歩みを紹介しました。
西村先生が小学校1年生から6年生までの間東井義雄先生が校長でしたが、100人余りの
卒業生にそれぞれ違う、その生徒にぴったりの色紙を送ったそうです。
東井義雄師は「日本のペスタロッチ」と讃えられる昭和における教育界の至宝であり、
ペスタロッチ賞、平和文化賞、文部省功労賞を受賞された偉人です。
私も西村先生から贈られた『東井義雄一日一言』『東井義雄の言葉 こころの花がひらくとき』
(いずれも致知出版社・米田啓祐西村徹著)を読ませていただき、深い感銘を受けました。
「人間にくずはない。人生にむだはない。」
「自分は自分の主人公。世界でただひとりの自分を創っていく責任者」
「あすがある、あさってがあると考えている間は、なんにもありはしない。
かんじんの「今」さえないんだから」
今回じかに西村徹先生の話を聞くと東井先生の偉大さが身に沁みてきました。
同時に西村先生の40年余りの実践活動に脱帽せざるをえませんでした。
西村徹先生は、毎朝5時から6時半くらいの間に、縁ある方々に、メールで「さくら通信」という
エッセイを配信されます。
一年365日、行事などでよほどのことがない限り、毎朝、早朝に送られます。
小学校4年生を受け持った時、学校から4キロ離れたところから通う足の不自由な学生を
2年も送り迎えした。雨の日も雪の日も。
地元で、やぶ読書会・教育サークル「カセッタ会」・但馬掃除に学ぶ会・教育立志会を主催して
いますが、年に一回但馬長寿の郷で200人余りの人が参加する講演会は、教育委員会の主催ではなく
西村先生個人の主宰です。
5年前私も西村先生の講演会で「エベレストに懸けた夢」の講演をさせていただきました。
5年ぶりの再会に西村先生と長くてかたい握手を交わしました。
小学校て年退職後、西村先生は今「但馬のスローワーク」を立ち上げ、活躍されています。
但馬に池田草庵、東井義雄ありですが、その延長線に但馬に西村徹ありが楽しみです。