「釣鐘人参」を辞書で調べると
「キキョウ科の多年草。若葉は食用、根は乾かして去痰薬とする」とあります。
一昨日の日曜日姉たちを連れて神鍋山に蕨採りにいきました。
ワラビも沢山ありましたが、釣鐘人参が多いのにびっくりしました。
日本ではあまり食用されていないようですが、私の故郷では春の山菜と言えば
一に釣鐘人参です。次にワラビ、フキと続きますが、但馬の山に釣鐘人参が
こんなに多いとは知りませんでした。
昔、食糧難の時、朝も昼も夜も釣鐘人参入りのおかゆで飢えをしのぎましたが、
今になってはとても懐かしい、食べてみたいふるさとの風味です。
姉たちが歓声を上げながら、スキー場のきつい斜面をものともせず、釣鐘人参と
ワラビを採っていました。
上の姉は78歳で、下の姉も66歳です。
山菜取り後の温泉浴の幸福感、山で作ったラーメンやコーヒーのたまらない
おいしさ、幸せいっぱいの山行でした。