昨日の11月3日は文化の日。
神戸王子動物園近くの原田の森ギャラリー東館で開催された
張廉卿流派書展に行ってきました。
張廉卿(1823-1894)は晩清の文学科で、碑学派の書法家として有名です。
宮島詠士(1867-1943)は米沢出身ですが、20歳の時、単身をもって渡清し、
張廉卿に師事し、師匠の死に水を取るただ一人の弟子となりました。
上條信山(1907-1997)は松本の人ですが、晩年の詠士に師事し、平成8年に
文化功労者として表彰されました。
特別賛助出品として中国張廉卿書道研究会顧問や会長らの書が展示されていました。
張廉卿流派の書法が日本で脈々と伝承されていることに深い感銘を受けながら、
出展者の作品から張廉卿の偉大さに思いを馳せた文化の日でした。