延吉は中国で最も空気のきれいな都市に選ばれました。
想像すらできなかった話です。
昔大学生時代に冬休みに里帰りしたとき、朝ジョギングして戻ると
頭が痛くなるくらい空気が悪かったです。
冬は気圧が低いうえに各家庭から炊事と暖を取るための石炭燃やしが主な原因で
暖を取る期間が半年近くなる延吉では仕方のないことだとみんながあきらめて
いました。
田舎では薪を切って暖を取るため村の近くは言うまでもなく山奥まで乱伐が行われ
山はみんなつるつる坊主でした。
それが今は石炭使用が禁止になり、延吉を取り巻く近くの山まで樹木が鬱蒼として
町に新鮮な空気を送っています。
延吉の町から10キロほど晴れているいる帽児山は坊主山でしたが、今は森の山に変身し、
名実通りの天然酸素バーになっています。
私の姉は周に2回ほど帽児山を登っていますが、あまりにも山が素晴らしいというので弟と
3人で登ってみることにしました。あいにくの雨で登山は諦めましたが、自然と公園が
一体化した人気山を肌で感じることができました。つづく。