母校創立70周年記念大会に際し、私達1979学年日本語学科生40人余りを
代表して、二人の恩師に金メダルを贈呈することにしました。
日本で作って持っていき、直接お二人の先生に掛けてあげました。
「感謝宿久高老師~一日為師 終生為父~」 1979級日語専業一同
母校70周年記念日の2016年9月16日をいれました。
于長敏先生にも同様の文字を入れました。
私たちが吉林大学で日本語を学んでいるとき、中国には日本語の大家が
5人いると言われました。北京大学に二人、上海外国語大学に一人、
そして吉林大学に申太海教授と王長新教授がいました。
今この二人の巨人はもうこの世にはいません。
残念極まりないですが、幸いにもお二人の愛弟子宿久高教授と于長敏教授が
立派に申先生と王先生の意志を継いで、吉林大学の日本語を一層発展させました。
宿先生は1クラスを于先生は2クラスの私たちを担任しましたが、授業は両先生に
教えていただきました。
今宿先生と于先生は中国国内で数少ない日本語の博士院生を募集して指導できる
教授ですが、宿先生は日本語の教育と研究の成果が評価され、皇居で天皇階下と
皇后さまの謁見を賜った唯一の外国人の日本語学者です。
于先生も大層喜んでくれました。
今までに数多くのプレゼントを
もらったけど、このメダルが一番
うれしいと目を細めました。
私は故申太海先生の教え子でした。
自分で言うのは失礼ですが、
申先生は私に期待をかけていました。
日本に来るときも日本語言学会会長吉田金彦先生に推薦してくれました。
今私は先生の期待とは甚だ違う分野の道を歩んでいます。
先生には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、宿先生と于先生の活躍を
こころより喜んでいます。