一昨日の1月5日は24節季の小寒です。
来る1月20日は大寒ですが、中国ではよく
「大寒が小寒の家に遊びに来て
『君の家はもっと寒いな』と言った」という話で
小寒が大寒より寒いと比喩しています。
マルセイの近くの三左衛門堀の寒梅が咲き始めました。
ピンクと白が行き交う人の目を楽しませてくれます。
日本でも万葉時代から梅の花がたくさん詠まれていたようですが、
「東風吹かば匂いおこせよ梅の花、主なしとて春な忘れそ」
「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」など名歌名句も沢山生まれました。
中国では梅の花は一時期国花に
しようとしたほど人気の花です。
古今東西文人墨客の名句は
数えられないほど多いですが、
私が一番好きなのは上の
「梅花香自苦寒来/梅の花の素晴らしい香りは冬の酷寒に堪え凌いだからあるのよ」です。
我が人生において花と言えば、どこにでも咲き、踏まれても踏まれても咲き続ける
タンポポが一番好きで、一番似合いますが、梅のような花になってみたいと思う時が
無きにしも非ずです。
志を 問う寒梅の 綻ぶ日⇒正均