4月18日奈良の薬師寺に参拝してきました。
友人のHさんのお計らいで山田法胤管長様にもお目にかかり、
直にお話を伺うことができました。
薬師寺と玄奘三蔵法師は深いかかわりがあります。薬師寺は法相宗の
大本山ですが、玄奘法師は法相宗の始祖或いは鼻疽として拝められています。
「玄奘三蔵院」の扁額は元中国仏教会会長趙朴初さんの書です。
玄奘三蔵伽藍の扁額「不東」の意味は、玄奘法師が仏教を求めて西国の
インドに向かう際、どんな艱難辛苦があろうとも、仏教の真髄に出逢うまで
絶対東に向かない(国へ戻らない)強い意志です。
故平山郁夫先生の大唐西域壁画には圧倒されました。平山先生はヒマラヤ連山を書くために
何回もチベットチョモランマベースキャンプまで足を運び、高山病と闘いながら
スケッチをつづけだと山本管長から伺いました。
金堂では我々のために般若心経を唱えてくださいました。
私は仏教には全く素人ですが、有益なお話をたくさん聞かせていただきました。
帰りにはHさんのすばらしい生駒山荘でごちそうになり、
「不東」の意味をかみしめながら家路につきました。