昨日と今日岡山県倉敷で講演させていただきました。
倉敷川沿いの白壁土蔵や美観区域のずらりと並ぶお店など
感動感心の連続でした。日本の伝統美の風情漂う料亭で
最高のお酒とお料理に舌鼓を打ちながら至福の一時を
過ごさせていただきました。
特に倉敷市倫理法人会高橋啓一会長の熱い夢には心を打たれました。
「奇跡のリンゴ」を作り上げた木村秋則さんから啓発され、お米の自然栽培に
取りかかっていますが、7年目にして芽が出たと言います。岡山県では
結構広がっているそうで、これから青森県と熊本県が本腰で始めるそうです。
フランスが産業製造大国からワインなどの農産国に、イギリスが産業革命から
乳製品大国に、アメリカが近代キングメーカーから大豆、トウモロコシの農業大国に
変わったように、日本も家電、自動車などの時代から、農業立国の時代がうやってくる
と熱弁しました。自然栽培のお米は付加価値が高く、化学肥料、農薬、除草剤を使わないから
環境にも優しいメリットがあるそうです。
現に自然農法で作ったお米は、すし屋を展開している高橋さんの店では高い値段で売れているという。
これまでは安くておいしいものを追求してきたが、これからはおいしくて安全で付加価値の
お高い商品作りに切り替えるそうです。
そのお米で作ったお酒が「奇跡のリンゴ」に因んだ「奇跡のお酒」です。
確かに雑味がなく純粋でありながら甘みがあって、飲みやすいのにコクがありました。
今回の倉敷講演で新しいご縁をたくさんいただきましたが、この「奇跡の酒」が「獺祭」を
超える日が遠くないという高橋会長の夢と情熱が何よりの収穫でした。