散る桜 残る桜も 散る桜
私たちが尊敬してやまない吉中静子さんが桜のようにこの世を去りました。
今朝この訃報に接したときには悲痛のあまりただ唖然としていました。
中国から戻ってすぐ吉中さんをお花見に誘いましたが、体調を理由に
あまり乗り気がありませんでした。
吉中さんの実家の光福寺に大糸桜を見に行きましょうと誘ったとたん、
吉中さんは目を輝かせながらすぐ応じてくれました。
南光町の光福寺に着いた時にはすでに午後5時を過ぎていて観光客も
まばらでした。甥の前住職と、甥孫の現住職とお寺の庭のベンチから
大糸桜を眺めながらいろんな昔話を楽しみました。
大糸桜は樹齢が300年以上で有名な観光スポットになっています。
吉中さんは始終上機嫌で昔の思い出話や、エピソードをたくさん聞かせて
もらいました。
これがまさか別れの花見になるとはまさにこの世の無常でしょうか。
私たちが吉中さんからいただいた愛情はあまりにも多く大きく
言葉では言い表すことができません。
今はただいかにして吉中さんを見送るかで精一杯ですが、
とりあえず、吉中軍団の皆さんと、後日「吉中静子さんを偲ぶ会」を
開催することで一致しました。
ただ両手を合わせて吉中さんのご冥福を祈るばかりです。
合掌。