7年前に井上四郎先生の米寿祝いをかねて、井上志朗励ます会が姫路市民会館で
盛大に開催されました。
先生はその日、記念講演に、歌、ダンスと若者顔負けのパフォーマンスを次々と
披露され、大喝采が何度も起こりました。
私は四郎先生から特別注文を掛けられましたが、一つは、エベレスト登頂時の服装で
登壇すること、もう一つは祝辞は漢詩を作って詩吟することでした。
漢詩はもとより作れませんが、娘の結婚披露宴で人生初の娘夫妻に贈る漢詩を先生
が聞いていて特別注文になったと思います。
志朗先生の今までの人生をまとめるには甚だ浅く未熟ですが、先の大戦の戦火を
潜り抜け、そこから形成された先生の人の痛みがわかるやさしさ、利他に徹する奉仕
精神と俳句に対する情熱、ユーモア人生を私なりに讃えたつもりで、精一杯吟じ
させていただきました。
志朗師の楽土の旅や梅雨晴れ間 正均弔句 つづく。