今日は浦野さんの8年前のエッセイ「二合のお酒」を紹介します。
前にも紹介したことがありますが、何度読んでも感服の文章です。
「二合の酒」 浦野康宏 2013/8/28
一升瓶の酒を八合飲めば残りは二合です。
この二合を見て、ある人は「あと二合しか残っていない」と嘆き、
ある人は「まだ二合ある」と楽しみにします。
あなたはどちらのタイプですか?
私の人生も残り二合になりました。でも、「まだ二合ある」と思いたいですね。
美味しい酒がまだ二合も残っているのだ・・・と。
私は会社人間を卒業して2年目です。
毎日が自由人間です。自由気ままな生活です。眠たくなれば寝て、目が覚めれば起きます。
毎日、好きな事をしています。老人大学、歴史市民講座、水墨画教室で学び、写真、囲碁の
サークルで仲間と競い、家庭菜園、ゴルフ、山登りで体を動かしています。自治会活動で
ちょっぴり地域にも貢献しています。
自由人間は時間が充分にあり、すべて自分の好きなように使えます。まさに第二の青春です。
青春とは「好奇心と驚き」です。新たな事を学び、新たな事を経験し、新たな事を発見します。
新たな世界がどんどん広がっていきます。
ふれあい山歩こう会の皆さんは、まだ三合残っている人、四合残っている人、
半分残っている人といろいろですが、酒は美味しく飲みましょう。
一合しか残っていない人は芳醇な酒に仕上げてじっくり味わって下さい。
飲んでしまったお酒は元に戻りません。残っているお酒を大事にして、こぼさないように、
倒して瓶を割らないように気をつけながら、美味しく最後まで飲み干しましょう。
「第二の青春」に万歳。「まだまだ残っている美味しいお酒」に乾杯。
掲題の写真はお旅山から姫路城を中心に撮った写真パネルで浦野さんの作品です。
ふれあい山歩こう会10周年記念写真展は、浦野さんの魂の賜物です。
写真にしても、水墨画、陶器にしても囲碁ゴルフにしても、何をしても一生懸命に
取り組む浦野さんの姿勢は輝かしいそのものです。