新日本百名山の黒髪山は奥深い登り甲斐のある山でした。
最後の八丁胸突きの天童岩は鎖と梯子の連続で一歩間違えばケガで済む所でなかったです。
下山後すぐ陶器の都、有田町に向かいました。
400年前豊臣秀吉が朝鮮出兵時連行されてきた陶工李参平が有田の地で磁器の原料に適した泉山を
発見したのが有田焼の始まりで、李参平は陶祖と拝まれています。
有田の町は連休と相まって観光客と陶器愛好家でにぎわっていました。
1枚1億以上する有田焼にはおったまげてしまいました。
黒髪山登山の前に平戸にある、台湾の父・東アジアの英雄鄭成功の廟、生家や記念館を
訪ねました。
日本人の母と中国人の父を持つ鄭成功は400年ほど前に台湾をオランダから解放した
だけでなく、中国の景徳鎮から陶工を連れてきて有田近くの伊万里で伊万里焼をはじめ、
それをヨーロッパに販売して大成功したとか。
今回の旅で有田焼と伊万里焼の歴史に触れたのも大きな収穫でした。
佐賀では日本三大美肌温泉のトップに選ばれた嬉野温泉で登山の疲れを癒しました。
つづく。