昨夜は一睡もできませんでした。
いくら寝ようとしてもエベレスト山頂付近の遭難者達が
目に浮かび到底寝れませんでした。
昨日3時半ごろA新聞の記者から電話が入りました。
58歳の日本人がエベレスト登山中に遭難したという。
大津の人でチベットルートだが心当たりがないという。
一瞬全身の血が止まったような気がしました。
播磨山岳会の方から一人エベレスト挑戦に出発したということを
聞いたからです。さっそくその方に電話したら姫路の方は高山病で
登頂を断念し、もう姫路に戻ったという。さっそく事務所に戻り、
大津公民館やら知り合いの方に電話を入れましたが、みんな聞いたことがないという。
そのうち今度はK新聞社から電話があり、58歳の日本人男性がチョモランマ挑戦途中
遭難したが御社の社長ではないかというからびっくり仰天しました。
その後のいろんな電話で遭難の男性は姫路市大津区ではなく、滋賀の大津市という
情報が張りました。
エベレスト挑戦で300人近くの人が遭難しています。(写真はチベット側ベースキャンプ近くの
墓地の一角)
今、マスコミはエベレスト山頂に立つシーンばかりを強調しすぎ、
登頂の厳しさと下山の大変さを十分に認識せずエベレストに向かう登山者が
増えてくるのではと私自身大変危惧しています。わたしも何回も遭難しそうになりましたが、
たまたま運がよかったので生きて日本に戻ることができました。
エベレストは決してお金さえあれば、セルパーさえいれば登れる山ではなく
命懸けの登山であることを十分わかっていただきたいと思います。
合掌!