私も変人と言えば変人でしょうが、
私のようなエベレストの道を追っかける人が出てきたので
びっくりしました。
Tさんは中国の田舎で苦労をしながら育ちましたが、
お父さんが政治的な迫害で都会から田舎にやらされた
独特な背景がありました。
田舎か専門学校に進学し、さらに日本に留学して工学博士を
取得しました。
日本の一流上場企業に就職し、奥さんと二人の子供となんの心配もない
幸せな生活を送っていますが、3年前に新聞で家内と私の記事を読んで
ずっと悩み続けてきたと言います。
その記事には、私が47歳で起業し、56歳でエベレスト登頂成功とあり、
エベレストを巡っての家内の精神的葛藤と応援が書かれていました。
唐さんは今年47歳で大きな決断をしたいと言っていました。
2年ほど会社を辞めて、エベレスト挑戦のトレーニングをしながら、
今後の人生設計をしたいとか。
私から言うのはあれですが、「あんたもずいぶん変わった人だね」と
唐さんの勇気と志に敬意を表しました。
在日華僑華人が72万人を超えていますが、登山愛好者も数多くいますが、
エベレストを目指している華僑華人は、私を除いて唐さんが第2号になるかと
思います。
3年間悩んで、3年間情報収集して今の結論に至ったそうです。
昼食をしながら、登山装備、トレーニングスケジュールなど一歩踏み込んだ
話しとアドバイスをしました。
最後に私の「お母さん生んでくれてありがとう!」をプレゼントしました。
次の日にすぐメールが入り、夜通し一気に私の本を読み終えたと言いました。
その感想から、唐さんのエベレスト挑戦の夢と信念が垣間見えました。
唐さん、あっぱれ!