「裏を見せ 表を見せて 散るもみじ」
なんと素晴らしい句でしょう。
良寛さまの辞世の句だそうです。
家から会社までの約5キロの道を自転車で通っていますが、
三左衛門堀川公園のもみじ絨緞がきれいです。
自転車を止めて携帯で撮りましたが、木々の最後の輝きに
感心しながらもなんとなくさびしい気分に駆られている自分がいました。
中国には「落葉帰根/葉落ちて根に帰す」という言葉がありますが、
根から出た葉が最後には根っ子のところに戻ることから、ふるさとを離れた
遊子たちが年を老いたらふるさとに戻ることを意味します。
さとやまは 雪に蔽わむ われ六十路⇒正均