お旅山の登山道で鈴虫が競うように鳴いています。
美しい鳴き声というか、聞いていて何となく癒されますね。
早春には鶯の鳴き声がお旅山を上り下りする人たちの疲れを癒してくれます。
同じ恋の鳴き声ですが、春の鶯には喜びと希望を、秋の鈴虫には喜びと憐れびを
感じるのは私だけでしょうか。
それにしても時の移りは早いものですね。
まったく昨日の鶯、今日の鈴虫といった感じです。
昨日私が尊敬するK会長が事務所に来られ、正均 さんは私より一回り若いですが、
私の年になるのはあっという間ですよと言いました。
これからの有効人生を20年とすれば、どのような時間割表を作ればよいかと
思う時が多々あります。
人生に迷いはありませんが、エベレストから生かされて帰ったこの命を、
いかにして自分以外に還元するかが大きな課題です。
エベレスト講演をしたり、保護司の役目を果たしたり、私なりに頑張っているつもりですが、
私でなければできないことがほかにあるのではと思ったりします。
今は5時50分ごろ日の出が始まるので、そこまで待てず下山しました。
お旅山朝一の特権は登山道の蜘蛛の巣を払うことです。
鈴虫の 恋の探しや お旅山⇒正均