今姫路城では11月6日まで菊花展を開催しています。
去る10月21日大学の同級生を姫路城に案内した際には、
花はまだ小ぶりで月末頃がピークの満開になると言われました。
菊とおしんは何の関係もありませんが、今回の同級生のLさんが
ヤオハンと関係があり、酒の席でおしんの話まで及びましたので
タイトルを「おしん⇒ヤオハン」にしました。
映画やドラマの「おしん」は日本で反響が大きかったと聞いていますが、中国でもものすごい反響がありました。
振り返ってみれば、今から20年ほど前私は香港と上海にあるヤオハン本部を
訪ねました。
年商5000億円に達し、飛ぶ鳥を落とす勢いで中国事業を展開していた
ヤオハンでしたから、播磨のお酒を中国ヤオハンのショッピングモールで売って
くれと頼むのは至難の業というより、不可能に近い話でした。
当時Lさんはヤオハン中国事業本部長を任されており、われわれ吉林大学日本語
学科のホープでした。
Lさんの計らいで和田一夫社長にお会いすることができ、Lさんも姫路まで足を運んで
酒蔵を見学視察しました。
ヤオハンがもう一年頑張ってくれればといいながらも、日本のバブルと
和田社長のワンマンによるところが大きかったとLさんが意味深長に言いました。
上海第一ヤオハンショッピングモールは、今も人気がありますが、ヤオハンの
当時の目標は中国全土に1000店舗同様のショッピングモールを展開することでした。
結局日本のヤオハンが足を引っ張り、ヤオハンは倒れてしまい、Lさんが中国事業の
後始末のため最後までヤオハンに残りました。
今もLさんは日中交流の橋渡し役を担って上海で頑張っていますが、
今自分に課された使命や生き方、希望と目標を語るLさんの顔は明るく、
目はきらきら輝いていました。
家内とも意気投合して、日中両国の話を肴にお酒がどんどん進みました。
有意義な秋晴れの一時でした。