お旅山ののじぎくがきれいに咲きました。野路菊は兵庫県のシンボルで県花ですが、私

の故郷にも晩秋にはのじぎくがきれいに咲きます。

秋が来たと思ったらすぐ冬になってしまう故郷では、寒さに負けず遅くまで咲き誇る

のじぎくは、そこに暮らす人々のど根性とも相まって、格別な存在でした。

今日久しぶりに家内の講演を聞きました。

文化大革命の迫害を受け、小学校校長をしていた父が49歳で亡くなり、そのショックで

祖母が父の後を追うように亡くなりました。42歳で一家の大黒柱を失った母は15歳未満

の3人の子供のためにセメント工場やレンガ工場で必死に働きましたが、心身ともの過

労とストレスでB型肝炎末期と死刑宣告を受けました。

子供たちの必死の看護と漢方養生で奇跡的に命をつないだ母に、父の分まで親孝行し

たいと、そしてその夢に支えられて今日まで頑張ってこれた、そんな話でした。

義母が奇跡的に生還できたのは、もちろん子供たちの一所懸命の看護と漢方養生が

効いたと思いますが、その前にこんな小さな子供たちを残して死ねるもんかの母性愛

の力の働きが大きかったのではと私はいつも思うのです。正に「親思う心に勝る親心」

です。季節のせいか、目の乾燥が気になっていましたが、久しぶりに目薬をたっぷりさし

てもらったような、そんな講演でした。

もちろん、タイトルが「倫理で学んだ夫婦道」でしたから、私との夫婦けんかとか、若かり

し時の恋愛話とか、100キロを3回一緒に歩いた苦労話とか、最後にはエベレストの話

とかいろいろありましたが、「今が一番幸せです」で最後のくくる家内の顔がいつになく

輝いて見えました。(女房自慢が一番のアホ!)