庭の梅の花がきれいに咲いています。
梅が咲くといつも菅原道真の
「東風吹かば匂い起こせよ梅の花
主なしとで春なわすれそ」を思い出します。
中国の宋の時代の詩人趙長卿が
「梅花枝上东风软/梅花の枝に東風柔らかく」という
名句を残していますが、私は毛沢東の「詠梅/」が大好きです。
風雨送春帰 ―風雨 春の帰りを送りて、
飛雪迎春到 ―飛雪 春の到るを迎かう。
已是懸崖百丈氷 ―已(すで)に是(これ) 懸崖 百丈の冰なるに、
猶有花枝俏 ―猶(なお) 花の枝の俏(うつくし)きを
俏也不争春 ―俏くとも 春を争わず、
只把春来報 ―只だ春の来たるを報ずるのみ。
待到山花爛漫時 ―山の花 爛漫たる時を 待ち到らば、
她在叢中笑 ―她(はな) 叢中(くさむら)の中にて 笑(ほほえ)まん。
菊は霜の中においてその香りと美しさを放ち、
梅は雪の中においてその香りと美しさを放っています。
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