鹿児島旅二日目は天気予報通り一日中雨でした。
先ず城山公園手前で西郷隆盛銅像を仰ぎ、城山公園に入りました。
激しい雨で山頂の展望台や洞窟をあきらめ、西郷南洲顕彰館と墓地に向かいました。
来日して3年目の1994年に「西郷隆盛を訪ねて」の
テーマで初めて鹿児島を旅しました。
西郷隆盛が座右の銘にした「敬天愛人」、この扁額が
かかっているJR城山トンネルまで行って写真を撮りました。
「敬天愛人」は、中国清王朝の康煕皇帝が初めて使ったと言われていますが、鹿児島が生んだ偉人
稲盛和夫さんも座右の銘にしたそうです。
小雨の中、西郷南洲翁の墓前で詩吟「城山」を献上させていただきました。
詩吟はまだ下手ですが、心を込めて吟じさせて
頂きました。
中国で日本語を学ぶとき、私は吉田松陰の
「親思う心に勝る親心今日の訪れ何と聞くらむ」、
上杉鷹山の「為せば成る為さねば成らぬ何事も
成らぬは人の為さぬなりけり」、西郷隆盛の
「世の中のすべての人からけなされても落ち込まず、
すべての人から褒められてもうぬぼれるな」に深い感銘を受け、その後の私の人生において
良き行動指針になりました。
これまでに鹿児島を訪ねるたびに西郷隆盛を拝ませていただきましたが、家内と一緒にお墓参りを
するのは今回が初めてです。
6年ほど前奄美大島に講演に行った時も、帰りの飛行機に間に合うため、ランチタイムをキャンセルして
西郷隆盛が幕府の追及を逃れるために、1859年から3年間身を隠し、この島の名家龍家の娘愛加那と暮らした
家・記念館を訪ねました。
西郷隆盛の「敬天愛人」「大公無私」精神に改めて心が洗われたお墓参りでした。
半人前の漢方、発酵職人・素人俳人・吟詠初心者 木元正均
清峰流の創始 吟道清峰流 (eonet.ne.jp)(私が所属している吟道清峰流猶興吟詠会HPです)