暑さ寒さも彼岸まで。
彼岸が過ぎると鰯雲などめっきり秋の気配が濃くなってきました。
孫を連れて花の寺の円照寺に行ってきました。
赤、白、ピンク、黄色の彼岸花がきれいに咲いていました。
さすが花の寺でこぼれそうな萩、ピンク白が交互に咲く酔芙蓉なども見ごろ。
彼岸花は、畦や墓地などに多く見られることから、悲しい、寂しいイメージが
強いですが、実は観賞用としても切り花としても薬用としても素晴らしい花です。
彼岸花には毒があるとされ、田んぼのあぜ道を鼠などから守るためよく畦に植えるようになり、
お墓の周辺でよくみられるのも同じ理屈です。
しかし、彼岸花に含まれているリコリンやカラタミンなどの毒素はあやまって食べると
危険ですが、中国では利尿、咳止め薬用として重宝されています。
彼岸花は佛名で曼殊沙華(まんじゅしゃげ)と言いますが、「これをみると自ら悪行を
離れる天界の花」として縁起の良い花です。
姫路が生んだ俳人森澄雄が詠んだ名句です。
西国の 畦曼殊沙華 曼殊沙華
書写山から田んぼ一面に咲いた鮮やかな彼岸花を眺めながら詠んだ一句で、ロープウェイ
山頂駅から書写山に向かう途中にこの句碑が立っています。
半人前の発酵職人・素人俳人・吟詠初心者 木元正均
清峰流の創始 吟道清峰流 (eonet.ne.jp)(私が所属している吟道清峰流猶興吟詠会HPです)