昨晩娘たちがエベレスト登頂10周年記念パーティーをしてくれました。
ずいぶん前から祝賀会の内容、料理やお酒まですべてを自分たちで
企画手配するから父さん母さんは一切口出さずに楽しみに待っていてと
言われましたので、気になりながらも楽しみにしていました。
本当は山の仲間とか親しい知人友人を呼んで祝賀会をしたかったですが、
コロナ緊急事態宣言の中、大げさなことはできず、家族だけの祝いにする
ことにしました。
家内と私は祝賀会が始まるまでいっさい会場に立ち入りできず、孫と遊んで
いたら「さあエベレストヒーローの入場です」と会場のドアが開かれ、孫を
抱いて会社のリクリエーション・ミーティングルームに入りました。
普段は卓球台になっているテーブルに初めて見る料理がいっぱい並んでおり、
大きなミラーにはエベレスト登頂10周年おめでとう!の飾りが。
私のエベレスト山頂での等身大のパネル、天井の星の風船は満天の星空を。
みんながわあっと歓声を上げましたが、すぐ胸がジンとしてきました。
「10年前の今日、お父さんは世界最高峰8848mのエベレストに登頂し、無事に
私たち家族のもとへ帰ってきてくれました。」
娘の乾杯音頭の後、特注したロシアビールで乾杯しました。
感無量でした。
娘夫妻が腕によりをかけた料理の数々。ボルシチやプリヌイはロシアで食べたことがあるが、
エッグオンエッグオンエッグとかローストポークとか手羽先餃子などは初めて。
さすが7年のロシア、ロシア圏生活の賜物と感心。
エベレスト挑戦の生死の話から、私の無事帰りを見守る家族の心境、関空に凱旋した時の
みんなの喜びまで、おいしい料理と珍しいお酒に舌鼓を打ちながらみんなで語らいあいました。
娘夫婦に案内されたモスクワとサンクトペクトブルグでの思い出話や孫の誕生と成長など
楽しい話題も尽きることなく夜は更けていきましたが、最後は吉田英子さんが作詞作曲し
歌ってくれた「希望の聖母峰へー木元正均エベレスト登頂物語ー」をビデオ鑑賞しながら
みんなで大合唱し祝賀会の幕を下ろしました。