一昨日マルセイ事務所の同じビルの6階で一般社団法人令和人間塾・人間学lab.主催の
安岡定子氏の講演会がありました。
元々は姫路キャスパホールで330人規模の講演会の予定でしたが、緊急事態宣言の発令で
中止となり、令和人間塾の会議室で30人規模の講演会となりました。
安岡定子氏は、昭和の歴代宰相の指南役と言われた安岡正篤氏の孫で、論語の講師として
幼児から社会人まで幅広く定例講座を開催し、論語の魅力、人づくりの実践を広めています。
安岡定子氏の講演は今回が2回目となりますが、少人数の会場となると講師の顔の表情が読み取れ、
インパクトがありました。それ以上に講話内容も前より進化されていました。
温故知新、里仁為美、性相近也習相遠也、有教無類など6句を解説しながら幼稚園児から企業トップの
事例まで、時にはユーモア的に時には真剣に会場を沸かせました。
中国人が日本人の論語解説を聞くのは甚だ恥ずかしいかぎりですが、安岡定子氏の論語の研究と研鑽には
脱帽しました。
今放送中のNHK大河ドラマ「青天を衝け!」の主人公渋沢栄一は、経営と道徳の問題を「論語と算盤」に
説きましたが、実に妙を得ているとお思います。
今回の安岡定子氏の講演とNHK大河ドラマをきっかけに、渋沢栄一の「論語と算盤」と安岡定子氏の
「渋沢栄一と安岡正篤で読み解く論語」を真剣に読んでみたいと思います。