今日は昨日とは打って変わって晴天です。
昨日は24節季の「穀雨」の日でしたが、この日に申し合わせたように一日中雨でした。
昨日は早朝から姫路倫理法人会のモーニングセミナーで講話させていただきました。
強い雨脚だったので今日は10人ほどかなあと思ったら20人以上来ていただきました。
昨日はエベレストの話ではなく文化の話をさせていただきました。
中国人はいつまでも過去にこだわっているとのことについて少し説明をさせていただきました。
中国には「水を飲むときは井戸を掘った人を忘れるな」という言葉があり、恩義をいつまでも忘れることなく大事にする意味です。
同じ意味に掲題の「一日為師終生為父」というのがあります。
「一日の師たれば終生の父と為すべし」という意味でしょうか。
お世話になった人には必ずお礼を言い、一生忘れない。
せっかくいただいた一人一人のご縁を一生の宝として大事にする考え方によるものだと思います。
昔のことにこだわって未来志向がないというのはよくないですが、昔のことを大事にしながら且つ未来志向であるべきではないかと私は思います。
広島と長崎に原爆が投下され何十万人が死亡しました。
原爆については大いに議論されていますが、原爆を落としたアメリカについてはあまり議論されていません。
硫黄島と沖縄決戦で亡くなった何十万人のことをなぜと問いかける若い人は何人いるでしょうか。
未来志向はもちろん大事ですが、歴史を忘れないのも大事だと思いませんか。