初心忘るべからず、この言葉を聞いて一番身に染みるのが夫婦の仲です。
大連駅で妻に一目ぼれした私は、この女だったら命を懸けれると決めました。
そしてダムが決壊するような激しい恋を経て結婚し、子供が生まれ、今日に
至りました。雷が落ちるような喧嘩の時もありましたが、多くは自分より相手の
ことを案じ、優先し、ともに苦楽をしてきました。
振り返ってみれば、何十年も一緒にいるとマンネリ化が進み、この女に命を懸けると
した初心を忘れがちでした。
還暦になってやっと昔の初心が甦り、できるだけ妻にやさしくあたたかくして
あげるようになりました。
妻が今何を考え、今何を必要としているかを思うようになり、できるだけ
妻の願望と趣味をかなえてあげようと努力しています。
できるだけ妻が喜ぶようなことをし、できるだけ二人の時間を長く持とうと
努力しています。
二人で何をするかが問題でなく、何をしても楽しく、ハッピータイムになる
ことが大事ではないでしょうか。
これからもこの初心だけは忘れないように心がけたいと思います。つづく。