赤崎先生ご夫妻は、2011年66歳で死去した義妹で演歌歌手の井上わこさんの
遺志を継ぎ、盲導犬贈呈活動を続けてきました。
井上わこさんは事故の影響で両目の視力を失い、自ら視覚障碍者に盲導犬を贈る
取り組みを始めました。
赤崎先生ご夫妻は今年まで毎年一頭の盲導犬を贈る活動をしてきましたが、
今年30頭目を贈ることを節目に活動に幕を下ろしました。マルセイはこの盲導犬支援活動の一環として、毎年クリスマスチョコレートを
マルセイはこの盲導犬支援活動の一環として、毎年クリスマスチョコレートを
買わせていただきました。その代金の一部が盲導犬支援活動に使われる仕組みです。
赤崎先生とは、私がエベレストに挑戦する半年ほど前にご縁をいただきました。
木南一志さんが主宰する「養心の会播磨」で赤崎先生の講演を聞いたのが
初めての出会いでしたが、この講演を聞かなかったら、私はエベレスト山頂で
「お父さんありがとう!」を叫ばなかったかもしれません。
この講演も私が7月22日7500mのムズタグ登頂に成功し、8月末8200mの
チョーオユーに出発する前に体力回復のため姫路に滞在した一か月のことです。
娘たちが荒れたりした大変な時に赤崎先生の前の奥様が自殺しましたが、
赤崎先生はその奥様にこれまでありがとうと理解してあげました。
私がエベレストからひめじにもどり、初めての謝恩講演会を開催したとき、
赤崎先生はわざわざ広島から駆け付け、木元さんがエベレストを登るときは
お母様が守ってくれ、下山するときはお父様が守ってくれたと思うと
励ましてくれました。
赤崎先生ご夫妻の盲導犬応援チョコレートを皆さんに配ることはもうできませんが
赤崎先生の恩恵は永遠に忘れることはありません。
赤崎先生ご夫妻、長い間お疲れさまでした。