私と家内は、仕事の忙しさにかこつけて、吉中さんのことを忘れてしまう
時がありますが、吉中さんは本当のお母さんのように常に私たちのことを
案じてくれました。
2月2日の夫婦の日、11月22日のいい夫婦の日、私たちの誕生日、
結婚記念はもちろん、「今晩はお月さんがきれいですね。正均さんの
エベレスト登頂の日が思い出されます」と何度も電話をいただきました。
季節の変わり目には、家内と私の服を買ってきては、よく似合いますねと
嬉しそうに微笑みました。
2011年5月20日エベレストに登頂し、5月27日深夜に姫路に戻りましたが、6月2日は吉中軍団をあげての祝賀会をしてくれました。
吉中さんにしていただいたことを書こうとすれば枚挙にいとまがありませんが
今回をもって、吉中さんへの追悼文とさせていただきます。
これからは、仁愛と慈愛に満ちた吉中さんの笑顔を見ることができません。
寂しくて悲しくて仕方がありませんが、時の流れに逆らえないむなしさに
嘆きながら、ただただ吉中さんのご冥福を祈るのみです。
吉中さん、長い間本当にありがとうございました!