平成の幕上げと同時に我が家のジャパンドリームがスタートしました。
平成元年永井先生のご厚意で家内の二度目の日本留学が決まりましたが、
天安門事件で日本政府が世界に同調して中国に制裁をかけたため、家内の
日本留学は実現できませんでした。
平成3年1月家内が広島大学に、8月には私が、そして次の年の平成4年4月
には娘の仁玉と弟の弘基が姫路の地を踏みました。
それから平成が幕を閉じる今日までの28年間うれしかったこと、悲しかった
ことがいろいろありました。
悲しかったことは、私が来日した翌年最愛の母が脳出血で倒れ天に召された
ことです。意気消沈のあまり何日も食事がのどを通りませんでした。
そして、4年前の平成27年家内の最愛の母、私と娘が敬愛してやまない義母に
なくなられました。
うれしかったよいこともいっぱいありました。
家内が平成3年から14年までの11年間で9件の特許を開発しました。
娘は5歳の時に日本に来ましたが、元気に育ってくれ、大学を卒業するときには
全日本大学生・院生起業家コンテストで優勝とオーディエンス賞をダブル受賞し
卒業と同時に単独で上京して創業の道を歩み始めました。
平成14年2月マルセイが誕生し、平成17年1月兵庫県から「兵庫県経営革新
計画認証」を受けました。
平成19年家内が「免疫力を高める漢方養生」を出版し、平成23年5月私が
初挑戦でエベレスト登頂を果たしました。
平成26年10月「お母さん生んでくれてありがとう!」の私の本が上梓され、
11月には出版記念会が盛大に開催されました。
そして、平成の幕切れを宣言した去年は、娘夫婦がマルセイを受け継ぐ
決意で姫路に戻り、かわいい孫を抱かせてくれました。
我が家は公私とも、平成とともに成長させていただきました。
平成に惜しみない感謝を送るとともに、良き幸多き令和にならんことを
願ってやみません。