毎年の年末には上山博陸・さち子ご夫妻からシンピジウムを
頂いていますが、3か月たった今も元気盛りです。
蕾がたくさん残っており、桜が散るまでは間違いなく問題ないですが、
今年は5月連休まで持ちそうです。
店で買うシンピジウムは多くの場合お正月が過ぎたら花が散ってしまいますが、
上山さんご夫妻が育てたシンピジウムは玄関先に置いておけば桜のシーズンまで
咲いてくれます。
ここには見えない上山さんご夫妻の真心があります。
暑い夏場にはすべての苗を鳥取と兵庫県境の山奥に運んで苗がばてないようにし、
開花時期にはできるだけ低い温度で時間をかけて花を咲かせます。
このように手間隙かけ育てるから上山さん所の花は春先まで咲いてくれます。
先日木南一志さんからはがきをもらいましたが、
「千枚の薄紙の上に初心と書いた一枚を置くだけで下の千枚が見えない根っ子に
なって支えてくれます」と書いてありました。
見えない真心と見えない根っ子が本物のきれいな花を支えていると感心しながら
シンピジウムに水を上げました。